EMF511型ドーズコントロールシステムはX線またはγ線照射装置が被照射物へ照射する放射線量を一定の値(トリップ線量)に制御するための装置で、放射線センサーには理想的な性能を持つ0.3cm3指頭形イオンチェンバを採用しています。
特長
- 20KeV~1.33MeVの広いエネルギー範囲とフラットな特性を持つイオンチェンバを採用。
- 0.001~120.000Gy/min および 0 .0001~120.0000Gy/min の範囲を表示できる線量率表示器を装備。
- 0.001~999.999Gy および 0.0001~999.9999Gy の範囲を表示できる積算線量表示器を装備。
- 0.001~999.999Gyのトリップ線量をプリセットできます。
- 気温、気圧、補正係数、遅延等の設定機能を備え、正確な線量で制御可能。
- RS232Cインターフェースを装備しているため、外部からトリップ線量をプリセットしたり、照射中の線量率や積算線量を外部へ出力したりできます。
製品構成
- EMF511型ドーズコントローラ
一定のトリップ線量でリレーを働かせX線やγ線の照射装置を停止させる装置です。
- TN31013型0.3cm3指頭形イオンチェンバ
X線またはγ線の線量率に比例した電流を出力します。
ケーブルの長さは1mです。 - チェンバ用延長ケーブル
ケーブルの長さは3mです。
オプションで6m・10m・15m・20mから選択可能。 - 電源ケーブル
アース端子付でケーブルの長さは3mです。オプションで2m、1mを選択可能。
- アルミケース
ドーズコントローラ本体と電源ケーブルの他、チェンバ、チェンバ用延長ケーブルなどを収納できます。
- 点検調整および当社X線照射施設による照射テスト
- JQA(日本品質保証機構)によるJCSS校正(X線)
- 医用原子力技術研究振興財団によるJCSS校正(Co60)
- ポニー工業株式会社によるJCSS校正(Cs137)
- リレーケーブル
- RS232Cケーブル
- USB変換器付RS232Cケーブル
- イーサネット変換器付RS232Cケーブル